かわな会長ストーリー– category –
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第10話 「“勝ち”を超えて──本当に届けたかったもの」
競馬ストーリー連載|第10話「“勝ち”を超えて──本当に届けたかったもの」――バズる予想の裏で、ふと立ち止まった夜のこと ▼「勝てました!」「的中しました!」「神予想!」 YouTubeやSNSに届くコメントの多くは、そんな歓喜の言葉たちだった。自分が出した... -
第9話 「閉ざされた日々に、画面越しの声を」
競馬ストーリー連載|第9話「閉ざされた日々に、画面越しの声を」――止まった競馬場と、YouTubeという新たな扉 ▼ 2020年、世界が静かに止まったあの春。 マスク、除菌、緊急事態宣言。テレビでは“不要不急”という言葉が繰り返され、当たり前にあった週末の... -
第8話:「師匠と思っていた方からのネット攻撃」
──競馬以外での戦いが待っているなんて、あの時は思いもしなかった。「なんでこんなことに…?」画面を見つめたまま、僕は固まっていた。それは、ある日のアメブロのコメント欄だった。毎週末の予想に手応えを感じ、少しずつ会員様も増えていた時期。「馬券... -
第7話:「コミュニティの誕生と、1人目の仲間」
──たった1人のために全力を注いだ日々が、今に繋がっている。アメブロを開いたその日、僕は「とりあえず名乗ることから始めよう」と思った。まだ何者でもない。肩書きも実績もない。でも、予想の精度だけは徐々に上がってきている――そんな自負はあった。 ... -
第6話:「はじめて“軸選定”がハマった日」
──手応えを感じた、あの週末の的中。 競馬を続けていると、たまに不思議な「手応え」を感じる瞬間がある。それはオカルト的な話ではなく、「論理が現実を超えた瞬間」だった。 あの日のことは、今でもよく覚えている。自分の中で確かに“軸選定”の仮説がま... -
第5話:「かわな式の原点〜最初の仮説」
──コンピ指数と追い切りに、勝ち筋のヒントが見えた。 2013年初め――。 あの頃の僕は、少しずつ競馬を“孤独な娯楽”から“語り合える趣味”へと変えていた。 最初は1人で黙々と予想して、負けて、反省して、また負けて。でも気づけば、Twitterや現地の競馬場で... -
第4話:「変われるかもしれないと思えたきっかけ」
──負けていた僕が、初めて“自分の馬券”を振り返った日。 競馬が嫌いになったわけじゃなかった。だけど、日曜の夜になると、決まってため息が出ていた。 ATMの残高、財布の中身、未練の残った馬券のハズレ。自分だけが、なぜこんなに苦しんでいるんだろう――... -
第3話:「ハマり、沈み、のめりこむ日々」
──“競馬のことがわかってきた頃”、僕は負け始めた。 あれは2012年、春を過ぎた頃だったと思う。 初めての競馬場デビューから数ヶ月。共同通信杯でリアル馬券を握ったあの日を境に、僕は見事に、ずぶずぶと競馬にハマっていった。 【ハマり期】──"ディープ"... -
第2話:「リアル競馬と出会った日」
──2月12日、僕の“財布”と“価値観”が揺らいだ。 2012年2月12日、日曜日。東京競馬場、共同通信杯(GIII)。 この日を、僕は一生忘れない。 子どもの頃にも一度、父に連れられて競馬場へ行ったことがある。でもあの時は、売店の焼きそばとふわふわした馬のイ... -
第1話:「はじめての馬券は、メダルだった」
──ゲーセンの“競馬”で人生が変わるなんて、あの頃は思ってもいなかった。 2007年。あの頃の僕にとって「競馬」とは、ゲームセンターにあるただのメダルゲームだった。 当時、毎週土曜日になると、家から車で10分ほどのところにある大型ゲームセンターへ通...
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