第16話 「“楽しめる勝ち方”を探しに」

競馬ストーリー連載|第16話
「“楽しめる勝ち方”を探しに」
――一発じゃない。積み重ねる勝利の先に見えたもの
▼ かつて僕は、競馬で“勝つこと”しか見えていなかった。
- 大穴を当てた日だけが正解だと思ってた
- 3連系を当てて叫ぶ日が競馬だと思ってた
- 「万馬券」の言葉に飲まれて、冷静さを失っていた
でも、そういう競馬は、すごく疲れる。
当たれば最高、外れたら地獄。
感情がローラーのように潰されていく日々。
そして気づいた。
「これじゃあ、競馬が続かない」
▼ 変わったきっかけは、「当たり前の的中」を重ねたときだった。
- 相手に入れた馬がしっかり走った
- ワイドが地味に2.3倍ついた
- 1着じゃなくても、3着までに来てくれた
…そういう、“狙った通りの結果”が続いたある週末。
僕は不思議な感覚になった。
「…あれ、楽しいぞこれ」
「ド派手じゃないけど、ちゃんと“狙って勝ってる”」
このとき初めて、“楽しめる勝ち方”の存在を実感した。
▼ 世間ではよく言われる。「的中率10%でも、回収率で勝てばOK」と。
でも正直、僕はそれに疑問を感じている。
だって、10回連続で馬券が外れて、メンタルが平気な人なんて見たことがない。
勝てるロジックがあっても、外れが続けば誰だって不安になる。
「自分の予想、これで合ってるのかな…」
「買い方を変えたほうがいいのかな…」
──そんな迷いの中で、ようやく当たった1発。
果たして、それは本当に“楽しい勝ち”なのだろうか?
▼ それを、自分の会員様に勧めていいのか?と思った。
僕のところに来てくれている方の多くは、
「今日のレースで、何か当てたい」と思ってくれている人たち。
でもその気持ちのまま走ると、
どうしても“勝てない競馬”にハマってしまうこともある。
だからこそ僕は、そのバランスを取る役目になろうと思った。
▼ 的中は嬉しい。でも“納得できる形で当たる”ことがもっと嬉しい。
- 理由のある本命
- 理解できる展開
- 冷静に選んだ相手
それが全部ハマったときのワイドでも、
“意味不明の大穴的中”よりずっと気持ちがいい。
僕が今目指しているのは、
「勝って、納得して、競馬がもっと好きになる」という勝ち方。
▼ 馬券的中率アップの会──名前はシンプル。でも想いは深い。
なぜこの名前にしたかというと、
そこに僕の願いが全部詰まっているから。
派手じゃなくていい。
でも「今日は当てられた」「ちゃんと読めていた」
そんな日を1つずつ積み重ねて、
“競馬が待ち遠しくなる人”を増やしたい。
▼ 実は、僕も昔「予想を買う側」だった。
自分が予想屋さんに求めていたこと。
それは「当ててほしい」よりも、「納得できる理由がほしい」だった。
自分の中で「なるほど」と思える納得感。
それがあれば、たとえ外れても責めなくて済む。
たとえ勝てなくても、また競馬を好きでいられる。
だから今、僕はそれを「提供する側」として返しているだけだ。
▼ 単純にお金を増やしたいなら、競馬じゃなくていい。
株や投資信託、積立、外貨運用。
もっと安定していて、学べば成果に繋がりやすいものはいくらでもある。
でも、僕たちは「競馬を選んだ」。
それはきっと、「競馬が好きだから」なんだ。
この“好き”を根っこに持てるかどうかが、すごく大事だと思う。
だからこそ──
サロンメンバーが、同じLINEグループで「おはようございます」から始まる一日を過ごしている。
予想を売る側・買う側を超えて、
“競馬好き”としてつながれる関係になれている。
もしそこで、ほんの1mmでも人生が、心が豊かになってくれるのであれば、
それは僕にとって、いちばん求めていた“馬券的中率アップの会”だと思っている。
▼ かわな式のその先に、“楽しめる勝ち方”がある。
整えた予想、整えた買い方、整えた自分。
その全部が揃ったとき、ようやく競馬は“心から楽しい”ものになる。
▶️ 次回予告:「“共有できる競馬”を育てていく」
マンツーマンで伝える。
ときに一緒に悩み、一緒に笑う。
勝ちより大事なものがある──僕が会員様と共に育てている“競馬の関係性”の話。