【動画解説あり】競馬で代表的な血統の特徴はこれ!これだけ押さえておけば大丈夫! サンデー系、ミスプロ系の特徴2023年版【初心者必見!】
こんにちは☆ 馬券的中率アップの会、川名です。
今回は血統の特徴についてお話ししていきたいと思います。
最近馬券的中率が乏しく、そして血統がわからない方への悩みを解決していきましょう。
血統が少しでも理解した上で、競馬場の特徴も覚えてしまえば穴馬を拾うことや、 勝負所での的中率は上がり、穴馬を拾えたり回収率アップにつながります。
瞬発力、パワー、底力ってどんな意味?
瞬発力、パワー、底力 競馬新聞や、ネット情報で見る言葉ですよね。
実際は「いやいや、ぶっちゃけ何それ?」って方は多いとおもいます。
血統を覚えるにはまずここから理解していきましょう。
瞬発力(切れ味)
競馬における「瞬発力」とは、スタートや直線の終盤での加速力やスピードの速さのことを指します。
車みたいなものですね。
【例】「あのスポーツカー、ギア比をうまくいじってるから超早いじゃん!!」
その馬の最高速度までどれだけの速さで加速できるかというものです。
皆さんが言う車が早いというのは スタートから高速度までの加速力の話が多いですよね。
競馬のレースでは、スタートからゴールまでの短い距離で、多くの馬が一斉にスタートし、速く走ります。そのため、レース序盤でのスタートダッシュや、直線の終盤での加速力が重要となります。これらの力を持つ馬を「瞬発力のある馬」と呼びます。
瞬発力のある馬は、スタートからの出遅れを取り戻したり、直線の終盤で前に出て一気に追い込んだりすることができます。また、先行する馬を追い抜いたり、逆に後方から追い上げて優勝することができるため、競馬ファンからも注目されます。
競馬のレースでは、瞬発力と底力の両方が求められます。瞬発力があっても最後まで踏ん張り続けることができなければ、優勝することはできません。逆に、底力があってもスタートや直線の加速力が弱ければ、優勝することができないこともあります。
パワー
競馬において、パワー系とは、体格や筋肉量が大きく、力強い走りが特徴的な競走馬を指します。
重たい馬場状態や急な坂がある競馬場、ダートに対する適性、基本的にパワーがいる馬場は 芝の重、不良 ダートの良馬場です。
簡単に言うとパワーは馬体重に比例します。
馬体重が500kg以上あり、過去レース上がりタイムが優秀な馬は パワーがあると単純発想してもいいですね。
具体的には、骨量が大きく、胸囲や肩幅が広い馬がパワー系とされることが多いです。また、筋肉が発達しており、重い体をしっかりと支えることができるため、長い距離を力強く走り抜くことができます。
パワー系の競走馬は、スピードよりも持久力に優れている傾向があり、短距離から中距離のレースで活躍することが多いです。
ただし、最近ではパワー系であっても、スピードに優れた競走馬も増えており、スピードとパワーを兼ね備えた競走馬が最も活躍することが多くなっています。
一方で、競馬の馬場状態によっては、パワー系の競走馬が有利になる場合もあります。例えば、重い馬場や坂の多いコースでは、パワー系の競走馬が強みを発揮することが多いとされています。
底力
競馬における「底力」とは、競馬のレース中に馬が持つ、最後まで踏ん張り続ける力強さや持久力のことを指します。
競馬は、短い距離で短時間に行われるスポーツですが、レース中は激しいスピードで走り、馬は長時間にわたって体力を使います。そのため、レース中の疲れや疲労に対して、最後まで踏ん張り続ける力強さが求められます。この力強さを持つ馬を「底力のある馬」と呼びます。
底力がある馬は、レースの最後の直線でスパートをかけたり、逆に後方から追い込んでくる場合でも最後まで踏ん張り続けることができます。このような底力を持つ馬は、レースの展開やコンディションが悪くても、最後まで諦めずに走り抜けることができるため、競馬ファンからも高く評価されます。
血統(産駒)、系統ってどう違う?
競馬において「血統」と「系統」とは、馬の祖先や家系に関する異なる概念です。
「血統」とは、馬の親や祖先の血縁関係を指します。
具体的には、父馬や母馬、祖父母や高祖父母など、馬の家系図を表すものです。
馬の血統には、遺伝的な特徴や傾向が含まれるため、競馬予想や馬の評価において重要な要素となります。
例えば、同じ父馬から生まれた馬は、遺伝的に似た特徴を持つことが多いため、競馬ファンや馬主は、同じ父馬から生まれた馬を注目することがあります。
一方、「系統」とは、馬の家系図において、特定の祖先からの血筋を指します。
具体的には、特定の先祖の血を受け継いでいる馬の系統を表します。
競馬においては、特定の系統に属する馬は、共通の特徴や傾向を持ちやすいことがあります。
例えば、日本の競馬においては、「ディープインパクト系」と呼ばれる、2005年の日本ダービーを制したディープインパクトという馬を先祖に持つ馬が多く出走しており、その系統の馬は、持久力やスタミナに優れる傾向があるとされています。
つまり、血統は馬の家系図における血縁関係を指し、系統は特定の祖先からの血筋を指します。競馬においては、血統や系統を考慮することで、馬の特徴や傾向を把握し、競馬予想や馬の評価に役立てることができます。
それでは例としてサトノダイヤモンドでお話しします。
そしてサンデーサイレンスの子供が現代競馬において種牡馬としても活躍しており、サンデー系として確立しているので サトノダイヤモンドはサンデーサイレンス系と呼ばれます。
いろんな系統があり、また特徴もかなり違ってきます。
一つの記事では語り尽くせない深い歴史と細かい特徴があります。
それでは代表的な2つの系統から基本的な特徴を紹介したいと思います。
この血統の情報を知る知らないだけで馬券的中に大きく影響するので 血統初心者の方はしっかり基本をチェックしていってください。
サンデーサイレンス系
日本の競馬で主役と言っても過言ではない血統です。
特徴としては、瞬発力がピカイチで持続力も高い。
現代競馬において道中のペースを控え直線勝負という傾向が強い中、 瞬発力に優れているサンデーサイレンス系は非常に活躍しやすいです。
しかしダートや短距離は苦手としています。
ただし、サンデー系の種牡馬が多い中、単純にサンデー系に囚われて予想するのではなく、
サンデー系の種牡馬の特徴を覚えたほうが馬券の参考になります。
ディープインパクト系
サンデーサイレンス系統のディープ系は、日本を代表する競走馬・種牡馬であるディープインパクトを中心に、多くの活躍馬を輩出しています。
瞬発力に優れる
ディープ系の馬は、父であるサンデーサイレンスの持つスタミナに加えて、瞬発力にも優れる傾向があります。そのため、マイルレースなどの短距離戦から中距離戦まで、幅広い距離帯で活躍する馬が多いです。
手応えが良い
ディープ系の馬は、一般に手応えが良いとされています。手応えとは、騎手が馬に乗っているときの馬の反応や感触のことで、馬の調子や状態を騎手が把握するための重要な指標です。ディープ系の馬は、騎手が馬の手応えをつかみやすく、騎手とのコミュニケーションが取りやすいとされています。
頭蓋骨が大きい
ディープ系の馬は、頭蓋骨が大きい傾向があります。頭蓋骨が大きいと、脳が大きくなるため、知能や記憶力に優れるとされています。そのため、ディープ系の馬は、トレーニングを受けたり、調教に対して素早く反応するなど、高い知能を持っているとされています。
繁殖価値が高い
ディープ系の馬は、競走成績が優秀なだけでなく、繁殖牝馬としても高い評価を得ています。そのため、ディープ系の馬の繁殖牝馬は、高値で取引されることが多く、日本競馬界の繁殖業界においても重要な存在となっています。
早い時期から活躍する馬が多くクラシック戦には欠かせない種牡馬。
抜群の瞬発力を誇り、賢い傾向なので騎手の操作性に優れています。
早熟な傾向があり2歳デビュー、3歳クラシック戦も活躍してきます。
適正距離は1600m〜2400mの中距離。
基本芝レースのみで高速馬場が好走パターン。
東京、京都、札幌、新潟、中山、阪神は得意舞台であり人気するためディープ産駒は回収率が悪いので闇雲に買うとやられます。
ダートは不振なので買わないでおきましょう。
以上が、ディープ系の特徴の一部です。ただし、個体差や系統間の違いもありますので、一概にすべてのディープ系の馬が同じ特徴を持っているわけではありません。
ステイゴールド系
芝レースメインでスタミナが豊富なステイゴールド産駒。
重馬場、不良馬場が得意です。
距離適性はスタミナを生かした長距離が得意で成長は晩成型で5歳の春くらいがピークです。
スタミナに優れる
ステイゴールド系の馬は、父であるステイゴールドの持つスタミナに優れた遺伝子を受け継いでいるため、長距離のレースに向いている傾向があります。そのため、多くのステイゴールド系の馬が、日本の中長距離路線で活躍しています。
走法が安定している
ステイゴールド系の馬は、走法が安定しているとされています。父であるステイゴールドは、非常に安定した走りを見せ、安定感のある走りが特徴的でした。そのため、ステイゴールド系の馬も、走法が安定しており、レースで安定したパフォーマンスを発揮することができます。
精神面が強い
ステイゴールド系の馬は、精神面が強いとされています。ステイゴールドは、気性が難しいとされていたにもかかわらず、レースでのストレスに強く、精神的に安定した走りを見せていました。そのため、ステイゴールド系の馬も、競馬でのプレッシャーに強く、精神的な安定を保ってレースを走り切ることができます。
骨量が豊富
ステイゴールド系の馬は、骨量が豊富で、骨が太く強いとされています。このため、ステイゴールド系の馬は、大きな体格を持ち、馬体重が重いことが多いです。また、骨量が豊富なため、骨折のリスクが低く、長期間の競走生活を送ることができます。
オルフェーヴル産駒
そのステイゴールドの子供です。
とんでもない怪物であるオルフェーヴルはもちろん種牡馬としても活躍しています。
スタミナに優れる
オルフェーヴルの産駒は、中長距離のレースで特に活躍し、スタミナに優れるとされています。特に、2000メートル以上のレースで好成績を残す馬が多く、長距離でのレース運びや、最後の直線での脚を使うことが得意とされています。
繊細な馬が多い
オルフェーヴルの産駒は、繊細で神経質な馬が多いとされています。このため、トレーナーや騎手による手厚いケアが必要であり、調教にも細心の注意が必要です。
フットワークが軽快で抜群のパワーを持つ
オルフェーヴルの産駒は、フットワークが軽快で、抜群のパワーを持っているとされています。このため、最後の直線で脚を使って逃げることができる馬が多く、長距離での勝負強さを発揮することができます。
ハーツクライ産駒
ディープ産駒よりは瞬発力が劣るものの、長く脚を使えるタイプで サンデー系の中でもスタミナがあります。
距離は2000m以上の中長距離で本領発揮します。
そして成長は晩成です。
活躍は基本的に古馬になってからです。
距離短縮の時が回収率がグンと上がり
極端に成績の落ちる競馬場はなく、安定するところが良いところです。
ダイワメジャー産駒
マイルではトップクラスの成績を誇るダイワメジャー産駒。
特徴としてはパワーがあるタイプなので
芝の重馬場、ダートの良馬場が得意です。
特に中山のダートが良い成績保っています。
福島は全然ダメって事だけ覚えておきましょう。
適正距離は2000m以下が良いでしょう。
瞬発力ではディープインパクト、キングカメハメハ産駒に劣りますが 長い脚を使える傾向なので東京芝でも好走します。
優秀産駒特有の2歳戦からでも活躍するので2歳戦は評価を上げる対象ですね。
ミスタープロスペクター系
アメリカ生まれのミスタープロスペクター。
あだ名は「ミスプロ系」「ミスプロ」なんてベテランさんは呼びます。
アメリカの競馬は基本的にはダートが主流です。
なのでミスプロ系はダート短距離〜中距離が適正距離。
しかし欧州でも活躍しているミスプロ系もいて、
まさに世界の主流となっている系統です。
その欧州のミスプロ系では芝レースでも十分良い成績を残しています。
わかりやすいその代表的なのはキングカメハメハです。
ミスプロタープロスペクター(アメリカ)→キングマンボ(フランス)→キングカメハメハ(日本)
こんな流れです。
キングカメハメハは欧州のミスプロ系ということです。
米国のミスプロ系、欧州のミスプロ系で今代表されるのは
フォーティナイナー系(米国)とキングマンボ系(欧州)の2つに分けます。
初めて血統について勉強して尚且つすぐ馬券予想に使える血統の紹介をします。
フォーティナイナー系
日本のダート界でピカイチの血統と言っても良いでしょう。
適正距離は短距離です。
早熟タイプで2歳から活躍傾向があり古馬になると成長が止まる特徴があります。
スピード力があるので逃げ、先行タイプを狙うと良いでしょう。
反面、後方待機は期待できません。
フォーティナイナー系でも芝向きのアドマイヤムーンもいますのでそこにも触れたいと思います。
王道なダート産駒であるサウスヴィグラス、 芝向きのアドマイヤムーン産駒の特徴を載せておきます。
サウスヴィグラス産駒
早熟タイプのダート短距離専門です。(1000m〜1300m)
芝のレースは全く走らないと考えて良いでしょう。
南関競馬ではリーディングサイアー常連で非常に馬券の後押しになります。
気持ちが弱い面があり、馬群を嫌います。
なので6枠から8枠で逃げ、先行の時が狙い目です。
アドマイヤムーン産駒
3歳の夏から秋より開花していく傾向です。
なので早い段階の成績不振で評価を落とすといきなり激走します。
ですが、穴をあけるというものではなく人気したらその通りに来るパターン。
人気したから切れるではありませんのでご注意を。
距離適性は芝の短距離で、1600mまでが信頼を置ける距離です。
そして距離短縮の時は狙い目なので覚えておきましょう。
キングマンボ系
ミスタープロスペクターと超優秀馬ミエスクの間に生まれたキングマンボ。
芝、ダート兼用で高速決着に強い傾向です。
サンデー系よりもパワーがありダートもこなせる優秀血統です。
唯一の弱点はスタミナがそれほどないということ。
3000m以上のレースでは不振です。
種牡馬JRA1日最多勝記録を持っています。
キングマンボの代表馬であるキングカメハメハと 今後期待されるロードカナロア産駒に触れたいと思います。
キングカメハメハ産駒
ディープ産駒に並ぶ最高の種牡馬です。
代表産駒はロードカナロア、ラブリーデイ、ホッコータルマエ、ローズキングダム、アパパネ、 ルーラーシップ、レイデオロ、ドゥラメンテ。
あだ名は「キンカメ」「キンカメ産駒」 距離、馬場状態、競馬場の弱点はなく安定感抜群です。
もちろんダートでも高レベルで安定しています。
ただ、休みがなくレースが続くと疲労が溜まりやすく凡走傾向というのがわかってます。
持続性のある瞬発力を備えているので長距離もこなします。
500kg以上の馬は狙い目です。
ロードカナロア産駒
ロードカナロアは、日本の競走馬であり、2010年に生まれた種牡馬です。彼の産駒は、一般的に以下のような特徴があります。
瞬発力に優れる
ロードカナロアの最大の特徴は、瞬発力に優れていることです。彼の産駒も、出走したレースで一瞬のスパートで逃げることができる馬が多く、スプリント戦で活躍する馬が多いです。
走りやすいフットワーク
ロードカナロアの産駒は、非常に軽快でスムーズな走りが特徴的です。彼らは軽やかなフットワークを持ち、曲がりやすく、ターンを上手に回ることができます。
適性の幅が広い
ロードカナロアの産駒は、芝やダート、良馬場や重馬場など、様々な条件下で活躍することができます。ただし、短距離のスプリント戦が得意とする傾向があります。
性格が温和で扱いやすい
ロードカナロアの産駒は、性格が温和で扱いやすいとされています。このため、トレーナーや騎手からも好まれ、競走馬としての安定感があります。
距離短縮の時に好走するというデータもあるのでその場合は しっかりチェックしておきましょう。
ブラッドスポーツと呼ばれる競馬には まだまだたくさんの血統の歴史、データがあります。 この情報だけでも半分にも満たないくらいです。 ですが、馬券にはものすごく役に立つ情報なのでしっかり覚えておくか、レース毎にこの記事を覗いてください。 以上、血統についてでした。